<ページの目次>
1 ゴキブリ 2 シロアリ
3 各種ハチ 4 チャドクガ 5 ノミ
6 ダニ
1 ゴキブリ
ゴキブリは、不快な見た目はもちろんのこと、病原菌をばらまいたり、アレルギーの原因になるため一刻も早い退治が必要な害虫です。
ゴキブリの防駆除は、「毒エサ」「くん製剤」「液体」など家庭で行う方法と大きな違いはありませんが、業務用の効力の強い薬剤を使用するため、高い効果をもたらします。
2 シロアリ
家屋に被害を及ぼすシロアリは、主にヤマトシロアリとイエシロアリの2種類です。
シロアリの防駆除は、被害が発生している箇所に直接薬剤を吹き付け駆除する「バリア工法」または、庭などに餌となる木が入ったディフェンダーを埋めることで、地中のシロアリをおびき寄せ、餌を食べ始めたところで駆除剤を投入、それを食べたシロアリを介して巣ごと根絶する「ベイト工法」により行います。ベイト工法は、環境にやさしい工法で、アレルギー体質の方やお子様のおられるご家庭におすすめの方法です。
3 各種ハチ
主に見られるハチはスズメバチ、アシナガバチ、ミツバチの3種類です。刺されると痛みや痒みが生じ、場合によってはアナフィラキシーショックによって激しい全身症状が現れ、命の危険を伴う場合もありますので早急な対処が必要です。
ハチの防駆除は、ハチの巣全体に対して薬剤を噴霧するとともに、周辺のハチ及び中から出てこようとしたハチを駆除します。その後、巣の中から音か聞こえなくなったところで巣を撤去します。
4 チャドクガ(茶毒蛾)
チャドクガの幼虫は5~6月頃と9月~10月頃で庭木(主にツバキ、サザンカ)に発生します。チャドクガの幼虫に触れると毒針毛により数時間後~1、2日後に患部が赤く腫れ上がり、強い痒みが生じます。直接触れる事はなくとも、大量発生している庭木の側を通っただけで、風に飛ばされた毒針毛により湿疹がでる事もあります。痒みのある部分を掻くと直接に接触の無かった部分へも痒みが広がります。
チャドクガの防駆除は樹木専用の薬剤散布により行います。
5 ノミ
ノミには多くの種類が存在し、動物の血液を好むため、犬や猫だけでなく人間にも寄生します。また、ノミの幼虫は人やペットの食べこぼし、フケなどを食べるため、あまり掃除されていない空間ではノミの幼虫が育ちやすくなります。ノミはアレルギー発症の原因となるアレルゲンの1つでもあり、伝染病を媒介させることもある厄介な害虫です。
ノミの防駆除は、専用薬剤を使用した徹底駆除、ノミの死骸の除去により行います。また、侵入経路を特定、侵入阻止の処理を講じて再発防止を図ります。
6 ダニ
ダニに噛まれると激しいかゆみや皮膚の腫れが生じます。かゆみ・腫れの症状は7〜10日ほど続くため、複数箇所を噛まれると生活に支障をきたす場合があります。また、皮膚炎やぜんそく等のアレルギーの原因にもなります。
ダニの駆除は、専門業者に依頼せずとも、燻煙(くんえん)タイプの殺虫剤を使用し、掃除機でしっかりと清掃を行うことで、ある程度のダニ駆除を行うことは可能です。しかしそれでも解決に至らない場合は、熱処理・乾燥といった方法により駆除を行う専門業者に依頼することが必要な場合もあります。
ダニの防駆除は、殺虫剤・熱処理・乾燥処理などの方法を複合的に用いて、ダニを根絶させ、駆除したダニの死骸やフンを除去することにより行います。また、防ダニグッズを活用しながらダニが繁殖しにくい環境づくりを行います。